SHAME

(Thu)

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そこに描かれるのはセックスだけ。
それなのに、苦悩と葛藤、悲しみと孤独、虚しさを感じた。

ニューヨークを舞台にセックス依存症の男の苦悩を描き
2011年・第68回ベネチア国際映画祭でマイケル・ファスベンダーが主演男優賞を受賞したドラマ。
ニューヨークでエリートサラリーマンとして働くブランドンは、セックス依存症から抜け出せずにいた。
そんなブランドンのもとに、恋愛依存症でリストカット癖のある妹シシーが転がり込んでくる。
互いに相容れない2人はともに生活することでますます孤独を深めていき、事態は悪い方向へと転がっていく。


彼がどれほどのセックス依存症なのか、を表現したシーンで使われた壮大な曲が忘れられない。

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描かれるのは彼の過去でもなく、未来でもなく 今現在進行形。

マイケル・ファスベンダーがなんの躊躇もなくぶらぶらさせて物語ははじまる。
そこにはなんの「シェイム」もなかったけれど、彼の本当のシェイムを見ることになる。

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永遠に続くかと思った彼のセックスだけの毎日。
その毎日に突然現れたキャリー・マリガン演じる妹のシシー。

彼女が突然現れたことで、セックスだけの彼の意味のない毎日は終わりを迎える。

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2人の過去がどれだけ辛いもので、今こうして依存症になってしまっているのかは明かされない。
それでも傷だらけの彼らをみているだけで、なんとなくその傷が見えてくる。

エロいシーンや女の裸を目的に観にきても、それらにはなんの魅力もないように思えた。
埋まらない心、傷だらけの心を浮き彫りにさせるだけ。

妹のシシーをあれほどまでに邪険にするのはきっと、彼女がまるで自分を具現化した存在に思えたからだろう。
包み隠してきたシェイムを 放漫な彼女は隠そうともせず。

それがものすごく気に入らなくて、邪魔で、俺の平和だった生活を返せと怒鳴る。

本当のシェイムが浮き彫りになってきて、自分を苦しめるから。

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この映画でのキャリーは今までに見たことがないキャリーだった。
いきなり登場するシーンでは全裸だし、典型的なビッチだ。

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それでも彼女が歌うニューヨークの歌はとっても悲しみが溢れてた。
ぽっかり開いた穴を埋められずに自分を傷つけているシシーの内側からの悲しみが滲み出るような。

体当たりの演技をしたキャリーに拍手。
もちろんマイケル・ファスベンダーにも。

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18歳未満は観ては行けないとだけあって、かなり過激というか
人間の本能を丸出しにしたシーンばかりで 衝撃だったけれど
男の人っていうのはみんなこんなもんなのかな、という真実をみた気もしたし
ニューヨークという街は 賑やかで鮮やかなイメージがあるが
孤独だとこんなにも冷たい街に感じてしまうんだなとも思った。

どれだけ身体を重ねても埋められない孤独感、虚無感...

終止それだけが画面を覆い尽くしていた。

人であるということの 恥とか苦悩とか、虚しさとかを全面に描いてあり
ラストはよく分からない感じだったので賛否両論だと思いますが
私にとっては今までにない映画だったので、とても新鮮でした。

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この映画は誰と観に行けば良いのか、誰と語り合えば良いのか
非常に悩ましい作品でもあるので、慎重に決めて欲しい。

私は独りで観に行って正解だったと思うけれど、このシェイムを一緒に観れる人がいるのは羨ましいなとも思う。

最初にも書いた通り、BGMが良かったからサントラもチェックしようかな。

にしても ラストが分かんない。
もう一回観ようかな。

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このポスター印象的だけど、すごいこの映画を表してるとも思う。
色んなのを出してたけど、どれもいいポスターだった。





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